6月から赤ちゃんのドライテクニックを始めます!
ドライテクニックとは…
産まれた直後に、赤ちゃんの皮膚についた血液などの汚れのみを拭き取り、胎脂はそのまま残しておく保清方法です。
胎脂には抗菌作用があるとされていて、胎脂のにおいが母児の絆を深めるのに役立つとされています。
赤ちゃんの沐浴は、発汗が始まる生後4~5日目頃が良いとされています。
ドライテクニックの利点
・赤ちゃんの体温が安定する
胎脂は皮膚の表面を覆うことによる保温効果が高く、赤ちゃんの低体温を防ぎます。
・沐浴による赤ちゃんの体力消耗予防
・赤ちゃんのエネルギーの消費が減るため、体重減少を少なくする
・赤ちゃんのおへその乾燥を早くして、おへその感染を防ぐ
・赤ちゃんのお肌の乾燥を防ぐ
生まれたての赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の1/2~1/3と言われています。
水分を蓄える力が少なく、本来とても乾燥しやすく皮膚トラブルを起こしやすいのですが、胎脂という天然のクリームが皮膚を覆っていることで乾燥から守ってくれます。
当院での清潔ケアについて
出生直後(出生当日)はお産の時に付着した血液を拭き取ります。
生後1日目にはお湯を含ませたガーゼで身体についた血液などの汚れを拭き取ります。
生後2,3日目はお顔とオムツの中のみ清拭します。
生後4日目に沐浴指導(見学)、5日目に沐浴実習をします。
衣服の交換、おへその消毒は毎日行います。
※赤ちゃんの状態によっては、ドライテクニックを行わずに、生後1日目から沐浴を行う場合もあります。
※ご希望により、早めに沐浴を開始することも可能です。
※わからないことや気になることがありましたら、お気軽にスタッフまでお尋ねください。